今も続々と発表されているウォレットアプリの中で、初期から還元率2%を実現し多くのユーザーを囲ってきた「Kyash」。
2019年10月1日からバーチャルカードの還元率が2%から0.5%に引き下げられ、明らかなユーザー離れも見られた「Kyash」ですが、2020年2月25日からお申し込みの受付が開始されました。
今回はその新しい「Kyash Card」に関する新情報を還元率など気になるポイントから優先的にご紹介してまいりたいと思います!
もくじ
『Kyash』のアプリダウンロードはこちら
新しい『Kyash Card』の申込受付が開始される!
【Kyash Card申し込み開始のお知らせ?】
本日より、Kyash Cardの申し込みを開始します。進化した次世代のカードをぜひ、ご堪能ください❗️▽詳細はこちらhttps://t.co/kAWPh4LnHi pic.twitter.com/HAbe6Ul6tc
— Kyash – ウォレットアプリ (@kyashjp) February 25, 2020
上記の通り、Kyashの新しいリアルカード「Kyash Card」の申し込み受付が開始されました。
それまでは情報を求めWebサイトにアクセスすると、メールアドレスの入力欄のみ表示され、具体的な情報は小出しにされていましたが、徐々にその内容が公開されていき、2020年2月25日に申し込み受け付けが開始されたようです。
新しい『Kyash Card』を申し込むまでの流れ
「Kyash Card」の申込みは基本的にアプリから行います。
▼アプリを起動しアカウントタブを確認すると、Kyash Cardを申し込むというボタンがありますので、こちらをタップします。
▼次に、Kyashにて発行できるKyash Card Liteも含めた一覧が表示されていますのでKyash Card発行申し込みのボタンをタップします。
▼次に画面で、Kyash Cardのカラーを選択できる画面が表示されます。
カラーはNavy・Pink・Silverの3色から選択することができます。
本人確認書類のアップロードなど「申し込み手続き」を行う
▼次にKyash Cardの実際的な申し込み手続きを行います。
ここで行うことは
- 900円以上のチャージ
- 本人確認書類のアップロード
- 本人確認情報の登録
- 氏名と現住所の登録
- 注意事項の確認
の5点です。
本人確認書類のアップロード
この画面にて本人確認書類が必要になりますが、
▼こちらで利用可能な本人確認書類は以下の中から選択することができます。
大抵の場合、運転免許証のアップロードになるかと思われますが、その場合、免許証の表と裏をアプリ上で撮影し、画面上に登録するという作業が発生します。
その他の登録
その他の情報登録作業としては、
- 本人確認情報の登録:生年月日や職業・利用目的の記入
- 氏名と現住所の登録:名前と今住んでいるところ(配送先)の登録
を行います。
登録完了させる
▼全ての登録・確認が完了したらカード所有者氏名の確認に進むをタップし
▼カードに記載されるアルファベットの所有者氏名と決済時に使用する4桁の数字「PINコード」を決定し、
▼最後こちらの画面が表示され、カードの申込み作業は完了となります。
同時に、手数料である900円がチャージ金額から差し引かれ、後は、カードの到着を待つのみとなります。
新しい『Kyash Card』が到着する時期は?
現在、公式の「お知らせ」で公表されている内容によると、
- 初回発送:2020年3月下旬頃
- お届けまでの日数:1ヶ月以上
と記載されています。
3月上旬・中旬の状況では発行の混雑状況は分かりませんが、初期の申し込みが大量に合ったとすると、2/25より数日経った段階で申し込みを行ったユーザーへの発行は、もう少し送れる可能性があります。
気になる『Kyash Card』の還元率
まずは、 という点である「還元率」について。
当初はすべての取引において2%という還元率を、実現していたキャッシュカードですが、2019年10月から2%→0.5%(バーチャルカード)などと変更が行われていました。
その高還元率が鮮烈に覚えているユーザーにとっては、今回新しいカードがリリースされることによって2%の還元が再度実装されることを期待していました。
ですが今日発表された新しいキャッシュカードの還元率は1%となりました。
これは今現在で既に提供されているKyashの「リアルカード」と同様の料率になり、これについて、還元率についてはサプライズがないものとなりました。
現在のリアルカードはどうなる?
また現在のリアルカードと存在が重複してしまうものになりますが、リアルカード側は2020年の新しいキャッシュカードリリースと共に、「Kyash Card Lite」と名称変更が行われ、時を同じくするかはまだ不明ですが2020年4月1日より還元率が現在の1%から0.5%に減となります。
今現在もキャッシュのリアルカードを利用していて新しいカードへの移行を希望しないユーザーにとっては、シンプルに改悪という結果になりました。
また、1%という還元率自体は楽天カードの楽天ポイントの付与率と同等になりますので、その他のカードと比較してみてもそれほど大きくない還元率ではあります。
新しい『Kyash Card』で明かされたポイント
では今回新しく発表された「Kyash Card」の新情報として掲載されたものをご紹介いたします。
現リアルカード・バーチャルカードとの比較一覧
▼新しく提供されるキャッシュカードと現リアルカード・現バーチャルカードの還元率など全てを日本と比較した表がこちらになります。
参照:https://kyash.co/kyashcard/
それではいかにこの表からいくつか特筆的な点をご紹介いたします。
月・日ベースの限度額変更
まず数値的なところで最も大きな変更点となったのは『限度額』の変更です。
▼今まではリアルカードでも1回当たりの限度額が「5万円」だったのに対して
新しいキャッシュカードとは「30万円」までと拡張された形となりました。
また、月あたりの決済上限もそれまでの12万円から100万円にまで大幅に拡張された形となりました。
▼さらに、今までのキャッシュのアプリを利用して1回・月の限度額の上限をフレキシブルに変更できる点も大きな違いとなります。
参照:https://kyash.co/kyashcard/
デザインの変更
▼カード自体のデザインも大幅に変更となりました。
今ではキャッシュ独特のライトブルーがモチーフになっていましたが、 新しいカードからは「ネイビー」「シルバー」「ピンク」の3色での展開となりました。
タッチ決済(モバイル非接触決済)が可能に
カードの機能として新しい点は
▼タッチ決済・モバイル非接触決済ができるようになることです。
参照:https://kyash.co/kyashcard/
いわゆるコンタクトレス決済というものですが、Visaのタッチ決済ができる店舗の一覧を確認してみるとまだまだ普及しているとは言い難く、利便性の飛躍的な向上とは言えないものと感じます。
発行手数料は900円
あたしいKyash Cardの発行手数料も公開となりました。
▼新規発行で900円の料金がかかるとのこと。
「Kyash Visaカード」の3Dセキュアは対応となるか?
もう一つ、気になる点としては「Kyash Visaカードが3Dセキュアに対応するか?」という点です。
今回Kyashへの入金に使用する登録カード側への3Dセキュアは既にシステムに実装済みでバーチャルカードの決済上限変更に利用されていますが、他のペイ系サービスに「Kyash Card」をVisaとして登録した際にセキュア3Dが可能になるか?の点については、未だ明らかになっていません。
▼ユーザーからはこのように要望が多い機能となりますが、
3Dセキュア認証は??
— ばばめん٩( ᐛ )و (@bbmen60watts) December 19, 2019
この点についてはまだ公式に見解が出されておりません。
Kyashの今までの流れ(還元率の変遷など)
上記で記載しているバーチャルカード・リアルカードそれぞれの還元率は、実はほぼすべてのオンライン決済で2%のポイントバックがつく、という破格の条件(還元率)がついていました。
それが、キャッシュレス・消費者還元事業開始&消費税増税から2%→0.5%へ還元率の事実上の改悪が行われ、 日常的にKyashを利用していたユーザーから落胆の声が聞かれました。
2%キャッシュバック終了→1%ポイント付与ってマジか?
ほぼメインで使ってたから残念すぎる。— JIN(ジン) (@tomodachi_2000) September 5, 2019
改悪やんけ。
それをバージョンアップしたかの様に宣伝するのはどうかと思うよ。
— 個人投資家ネコ (@babycafe_net) September 5, 2019
Kyashの還元半減で魅力 ゼロ。
不正利用の補償もなし。
これで、Kyashレス 化が進みそうですね。
— やまくち (@masa2033pi) September 5, 2019
どのような決済にも0.5%のポイント還元がつくといいつつも、2%からの落差や楽天カードなどと比較して 他社のポイント還元率よりも下回ってしまったことが、 落胆のポイントになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はKyashで新しく発表されて2020年の初頭に展開される予定の「Kyash Card」に関する新しい公開情報の詳細をご紹介いたしました。
期待されていた還元率については予想の範囲内でこれ以降、Kyashのメインの使い方とされていた「他のペイ系アプリやクレジットカードのブリッジをしながら累計還元率を上げていく」という使い方はあまりできなそうな雰囲気になってきましたね。