2020年にSuicaとの連動も発表した「楽天ペイ」。
この連携により楽天が「ペイ覇権」を獲る可能性が一気に高まったわけですが、それまでにも続く通常/期間限定キャンペーンが繰り返される中で、いまいちどの条件がどのくらいの還元率かがわ分かりにくい、と思っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は楽天ペイがどの条件でどのくらいお得(還元率)なのかをそれぞれまとめております!
もくじ
還元率が変わる要素は「楽天カードかどうか」と「キャンペーン」
楽天がファイナンス系サービスとして展開しているだけでも「楽天銀行」「楽天カード」「楽天証券」など相当な数のサービスがありますが、
楽天ペイにおいて、どこまで楽天の経済圏にいれば最大の還元率を得られるか?という点について、
基本的には「楽天カード」の有無
キャンペーンの内容
のみが還元率を左右する要素となります。
ただし、楽天カードを所持しているだけではだめで、楽天ペイアプリ側から所持している楽天カードの「支払い元設定」を行う必要があります。
▼楽天ペイにクレジットカードを追加する方法はこちらをご確認ください。
決済アプリ『楽天ペイ』の使い方-開始方法や使用可能な店舗・どれだけお得か?など検証
楽天ペイで楽天カードの設定を行うこと自体はとても簡単ですので、以下の情報参考にぜひ最高還元率を追求してみてくださいませ!
還元率0.5%のパターン→他社クレカ+楽天ペイ
まずは最もオーソドックスなパターンとされる「楽天ペイ」に楽天以外のクレカを登録した場合の還元率ですが、
▼こちらの説明では200円→1ポイントとの記載。
パーセンテージに直すと0.5%ということになります。
(ポイント数を整数にして記載されているためか若干わかりづらいですね)
このキャンペーンは特に期間限定でもなく、エントリー作業も必要ありませんので、実質的に「楽天ペイ使用時の基本還元」に当たります。
還元率1.5%のパターン→楽天カード+楽天ペイ
次に、楽天カードを予め所持していて楽天ペイのインストール後に楽天カードを紐づけた場合。
▼この場合この図にもある通り200円で3ポイント、すなわち1.5%ということになります。
ただし、ここで1点注意点が。
楽天ペイを使用せずに楽天カードで支払った場合でも、1%のポイント還元があります。
…ということは、ここで記載されている1.5%の還元率というのは、
- 楽天ペイ分の0.5%
- 楽天カード分の1%
を単純に足し算した結果、となりますので、カードとペイを掛け合わせたことで還元率が上がる、ということにはならない点に注意が必要です。
※ただし、後述するキャンペーンにて、その掛け合わせで高還元率が実現するものもありますので楽天カードの単純な無視はできないでしょう…。
期間限定キャンペーン開催による還元率が変わるパターン
PayPayと同じように月ごとで代わる代わる様々なキャンペーンが開催されていますが、楽天ペイも同じように月ごとでキャンペーンが開催されています。
そのキャンペーンも「楽天カードの有無」が関わってくるものがあり、下記条件に注目して確認してみてくださいませ!
期間限定キャンペーン①:特定店舗で楽天ペイ使用:還元率+10%
すかいらーくグループ・ワタミグループなど飲食や書店、家電量販店など特定の店舗で楽天ペイを使用すると還元率10%が上乗せで付与されます。
この「上乗せ」という点に注目。
これは、通常キャンペーン分(0.5% or 1.5%)とは別に10%分が上乗せされますので、
- 楽天ペイのみでの使用→還元率:10.5%
- 楽天カード+楽天ペイでの使用→還元率:11.5%
となります。
ただし、Webページ上でのエントリー作業が必要となります。
▼キャンペーンへのエントリー方法は、こちらの「まずはエントリー!」ボタンをタップし、
楽天へのログイン画面が表示されますので、ID・Passを使用してログインするとエントリーが完了します。
期間:2019年6月3日(月)10:00~2019年7月1日(月)9:59
期間限定キャンペーン②:楽天カード+楽天ペイで還元率5%
こちらは「楽天カードを紐づけていること」が条件で5%の還元率を実現するというもの。
ただし、上記の「特定店舗キャンペーン」のように「上乗せ」ではなく、「一律5%適用」という還元率になっています。
ポイントの内訳としては
- キャンペーン特典:3.5%
- 楽天ペイ通常キャンペーン:0.5%
- 楽天カード通常キャンペーン:1%
- 合計:5%
となり、実質的な上乗せ分は3.5%となります。
使用可能店舗は限定がなく、どの店舗で利用しても5%のポイントが還元されるとのこと。
また、こちらもエントリーが必要です。
期間:第1弾:2019年5月15日(水)10:00~2019年7月1日(月)9:59
店舗側のプロモーションか楽天カードのプロモーションか
こう見ると、どのキャンペーンの場合もどちらか(店舗/カード)をプロモーションする動きになぞらえてキャンペーンが展開されているのがわかりますね。
その他期間限定キャンペーンの実際の還元率
各種様々なキャンペーンは、
▼こちらのページで表示・随時更新されていますが、
それぞれのキャンペーンの還元率をそれぞれパーセンテージに直したら、一体どのくらいの内容になるか確認・計算してみました。
キャンペーン名 | 還元率 (楽天ペイのみ) |
還元率 (楽天カード+楽天ペイ) |
条件 | リンク |
ローソンにて楽天ペイアプリでのお支払いでポイント最大2.5倍! | 0.5% | 2.5% | 「2.5倍」にするには楽天カード登録が必要。 | 詳細 |
ビッグエコーでのお支払い 楽天ペイ・楽天Edyどちらでもポイント30倍キャンペーン | 15% | 16% | 詳細 | |
薬王堂×楽天ペイ 15%ポイントバックキャンペーン | 15% | 16% | 詳細 | |
楽天生命パーク宮城 キャッシュレスパーク開始記念キャンペーン!(グッズ購入) | 10% | 15% | 詳細 | |
ノエビアスタジアム神戸 キャッシュレスパーク開始記念! | 10% | 11% | 詳細 |
このように比較してみると、各キャンペーンそれぞれ微妙に条件が異なっていますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ペイ系アプリの中で利用率を計測した所、楽天ペイがトップ、次いでPayPayとのこと。
それでも「利用している」と応えた人は全体の10%にも満たない割合ですので、今後のことを考えるといわゆる「伸び代しか無い」という状況ですね。
皆様も各キャンペーンページに掲載されている「ポイント◯◯倍!」と表現を変えて記載されているところから、パーセンテージに置き換えて見た本記事参考にどのキャンペーンに参画するか検討してみてくださいね!