国内主要コンビニでセブンイレブンに次ぐ規模を持つ「ファミリーマート」が独自の決済アプリ「ファミペイ(FamiPay)」。
今回はその「ファミペイ(FamiPay)」の現在公開されている範囲の「使い方」「機能」「特典」「還元率」など他の決済アプリの特色と比較しながらご紹介してまいります!
もくじ
「ファミペイ(FamiPay)」の基本的な使い方
まずはファミペイアプリのダウンロード
ファミペイアプリはもともとファミリーマートアプリだったため、かつてのファミマ公式アプリをインストールされていた方は新たなアプリのダウンロードは必要ありません。
そのアプリを所持していなかった場合、現在のアプリ名である「ファミペイ(FamiPay)」をアプリストアからダウンロードする必要があります。
▼ファミペイ(FamiPay)のダウンロードはこちらから。
ファミペイ(FamiPay)の利用開始登録の手続き
まずはアプリを起動しましょう。
▼アプリ起動直後はこのようにアプリのチュートリアルが表示されます。
▼チュートリアルが完了すると、利用規約の表示がなされますので画面下の同意するをタップ。
▼次に会員登録の画面が表示されます。
過去にファミマ公式アプリを利用していて会員登録が既に完了している方は「ログイン」のボタンから利用を開始することができます。
新しくアカントを作成し、会員登録を進めていくには、上記の会員登録をタップし、
▼次に表示されるこちらの画面のスタートから登録を開始しましょう。
▼会員登録の最初の工程は「SMS認証」です。
ここではいま現時点開いているスマホの番号を入力し、SMS認証用のコードを受信します。
[aside type=”boader”]ちなみに格安SIMなどのMVNO回線で提供されている『データSIM』は実質的に電話番号を付与されていないためSMS認証などを行うことが出来ません。
格安SIMを挿入した端末でファミペイやSMS認証が必要となるサービスを利用するには「データSIM(SMS付き)」や「音声通話SIM」を契約するようにしましょう。[/aside]
SMSの認証コードを受信し、4桁の認証コードを受け取り、入力。
▼次に会員情報を入力する画面が表示されますので、名前・生年月日・郵便番号・パスワードを設定します。
入力が完了したら次へをタップしましょう。
▼最後に確認画面が表示され内容に間違いがなければこの内容で登録するをタップします。
▼最後にこちらの画面が表示されれば会員登録は完了となります。
と喜びつつも、まだ使用開始できる状況にはなっておりません。
▼アプリ画面下にホームというアイコンがありますのでそちらをタップすると、
▼バーコードが表示されている画面になります。そのコード表示部分の下にFamiPayを利用するというボタンが表示されていますので、こちらをタップ。
▼次に、支払いやチャージ前に表示される、個人情報が掲載された画面に行く為の暗証番号を設定するよう求められるので、こちらに数字4~6桁の数字を設定し、どこかにメモをしておくようにしましょう。
▼暗証番号入力が完了すると、バーコードの下部分もこのように「FamiPayを使う」という表示に変わっています。
晴れてこれでFamiPayを登録するまで前準備が完了した形になります!
「ファミペイ(FamiPay)」へのチャージ方法
PayPayなどその他のアプリでも同様にまずこの手のアプリの会員登録が完了したらチャージをして残高を追加する必要がありますよね。
▼ファミペイのチャージ方法はこちらの記事を御覧ください!
ファミペイ(FamiPay)のファミリーマート店頭での使い方
ファミペイにチャージされた金額をファミリーマートの店頭で使用するには、
▼アプリ画面下部のホームをタップし、
▼表示されるバーコードをレジの店員さんが読み取って決済が可能になります。
PayPayなどの既存決済アプリと同様の方法ですが、事前にクーポンを所持している場合は、
▼こちらのボタンからクーポン画面に移動し、
▼所持しているクーポンを予め選んでおくことで減額を適用させることができます。
ファミペイ(FamiPay)の還元率
キャンペーンに関係なく適用されるファミペイの還元率は、200円で1ポイント(1ポイント=1円)ですので実質的な還元率は0.5%となるようです。
このあたり、他の決済系アプリと比較してみると、
- PayPayでPayPay残高使用=>3%のキャッシュバック
- 楽天ペイ+楽天カードでの支払い=>1.5%のポイントバック
- LINE Pay(2019/6月時点)=>3%のポイント還元
…と、やや還元率としては、地味な印象を受けますね。
ファミペイ(FamiPay)のキャンペーン
各「ペイ」系アプリがド派手なキャンペーンを初回から立ち上げて話題を作っていますが、ファミペイの場合はどうなのか?
▼今後のキャンペーンのスケジュール・内容・クーポン・還元率の動きについては以下の記事に詳細をまとめております!
初回キャンペーンの予算は88億円
その他、ファミチキの無料クーポン配布等で総額88億円の還元を行なっていく、という内容が報道されています。
大きなポイント還元を行うアクションがファミマTカードからのチャージに限られており、なおかつチャージする金額側に上限が設定されているため、今回の88億円は1ヶ月間のキャンペーンでは消化しきれないと予想しています。
このあたりは、今年秋頃に実装されると言われている銀行口座からの直接チャージが実現したら再度大規模な還元祭を開催していただくか、今回余った予算をその時期のイベントに分けていただけたらなと願っております。
その他の「ペイ」系アプリと比較して
PayPayの初回の100億円キャンペーンは購入の20%がキャッシュバックということもあり予定より早く100億円枠がなくなり「スピード消化」してしまいました。
最近のキャンペーンの記憶ではLINE Payが300億円キャンペーン(中身は友人間で1000円の無料送金)を行いましたが、期間内に300億円を消化せずキャンペーン期間が延長される、という事態がありました。
上記と比較すると、今回の88億円のキャンペーンは少し地味めに見えなくもないですね。
ファミペイ(FamiPay)で利用できるクーポン
ファミペイで付与されるクーポンは大きく分けて
- 特定アクションで付与されるクーポン
- 1日1回できるゲームで獲得できるクーポン
の2種類が存在します。
①の「特定アクションで付与」というのは、会員登録、クレジットカード登録などよりファミペイを深く使用しようとした際に付与されるタイプのもので、
▼現時点では、会員登録でエスカップNEXTが付与されています。(商品はユーザーや地域によって異なる可能性があります)
今後はファミペイ側が仕掛けるイベントへの参加などでクーポンが付与される見通しとなっています。
また、「1日1回できるゲーム」を行うには、
▼画面下部のチャンスをタップし、
▼ゲームと表示されている部分をタップすると、現在開催されているゲームのイメージが表示されます。
▼今現在行われているゲームはスタート!をタップして始まるくじ引きで
▼くじ引きのアニメーションが流れたあと、その結果が表示されます。
この画面上であたりが表示されれば、クーポン付与などの流れになります。
また、7月上旬現在の状況ですと、
▼このようにアクセスが殺到しているためか大変繋がりにくい状態となっており、
なかなかゲーム内容が確認できない場合は、比較的アクセスの少ない夜の時間に再度リトライしてみると良いでしょう。
ファミペイ(FamiPay)で利用できるスタンプ機能
こちらもファミペイになって実装された機能です。
▼画面下部のチャンスをタップすると、
▼「スタンプ」というタブが用意されていますので、こちらの画像バナーをタップすると、
▼特定の商品を購入してスタンプを貯めていく為の画面が表示されます。
初回に行われているスタンプ企画は「コーヒー5杯購入で1杯無料クーポン」というもの。
このスタンプを貯める方法は簡単で、商品購入の際にファミペイアプリの提示をレジに行うだけ。
ジャンクフード好きとしては、いち早くファミチキでの企画が来ないかと願っております。
Tポイントなどポイントサービスとの連携
こちらもファミリーマートをよく利用する方としては以外なニュース。
2019年11月より現状行っているポイント連携「Tポイント」の他に、dポイント、楽天スーパーポイントなど他のポイントサービスとも連携を予定をしているとのこと。
長い間、ファミマ=Tポイントの姿勢を貫いてきていましたが、このタイミングでよりオープンなポイント連携を画策している、とのことです。
絶対にないとは思いますが、ファミリーマートといえば「Tポイントカードお持ちですか??」質問を必ずされる印象があり、ファミペイが実施された以降、
「Tポイントは?ない?dポイントカードは?ない?楽天ポイントカードは?」
と、それぞれのカードが聞かれる事態になったら少し悲しい気分になりますね!そうならないことを祈ってやみません!
「ファミペイ(FamiPay)」が使えるお店
その名の通り「ファミペイ」とあって当初ファミリーマートのみ使用可能かと思いきやドン・キホーテなどグループ店舗も使用可能になるとのこと。
ただし、7月1日のアプリの展開開始から使用可能になるわけではなく、グループ系店舗でも順次展開を促進させて行く、とのことでした。
オンライン決済ではネット通販「Kaema」に対応
「Kaema?」と思うかもしれませんが、どうやらファミペイが利用開始になった7月1日同日にオープンした新規のECサイトです。
▼サイトは総合系ECサイトで競合としてはセブンイレブンのオムニ7やイオンネットスーパー等に当たる位置付けになるかと思います。
では、そのKaemaでファミマペイが利用できる点は何かと言うと、FamiPay支払いを行うと通常の購入金額よりも大幅にお得、という点にあります。
▼こちらがKaemaの購入決済の直前画面。
通常価格と比較すると約15%OFFとなっており、FamiPayを経由した支払いをかなり優遇していることがわかりますね。
おそらくファミリーマートとしては、
- ファミマTカードのクレジットカード普及
- レジ現金チャージによる店舗への支払金額増
- Kaemaなどへの売上の分配
という循環を期待した設計になっていると思われます。
ファミペイ(FamiPay)のその他特典・機能
電子レシート機能
今回、ファミペイへリニューアルするにあたりキーワードとしては「キャッシュレス」ではなく「財布レス」がキーワードになっているとのこと。
その思想に合わせて、現金やクーポンのみならず購入会計後手渡されるレシートもアプリの中に内包されていきます。
▼電子レシートへアクセスするには、画面下部の「サービス」をタップして「電子レシート」を選択すると、
そこまでの時点でファミペイを使用して支払った決済がまとめることができます。
公共料金の支払いにも使用可能
こちらは今回のファミペイに関するニュースで他の決済アプリと一線を画しているところ。
なんと、電気代・ガス代などの公共料金の他、納税の支払いにもファミペイは対応できます。
さらにこれらの支払い時にも1件あたり10円のFamiPayボーナスを付与する予定。
今まで公共料金の支払いでポイント還元やキャッシュバックを得ようとした時、唯一の手段が「nanacoへのチャージでポイント還元」しかなかったものが、1件あたりの定率ではありますが、ポイントボーナスが付与されるとのこと。
身近にファミリーマートがある場合はおそらく公共料金の支払いもファミリーマートで済ませることが大半かと思いますので、これは嬉しい仕組みですね!
ファミリーマートで使用できるその他のキャッシュレスアプリは?
ファミリーマートが発表した公式オリジナルの決済アプリ「ファミペイ」ですが、実はその他強豪とも思える決済アプリの導入は既に進められています。
現状で既にLINE Pay、PayPay、楽天ペイ、d払いなどが導入済みで、もちろんSuicaなど交通系アプリも対応が完了しています。
これについては、「顧客に選択肢を提供する」という点を重要視しているため、自社サービスのみを押し付ける、ということは避けながらもキャンペーンやサービスでそれらを凌駕していくよう挑戦していく、とのこと。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は新しくリリースされた「ファミペイ(FamiPay)」の「使い方」や機能・特典/還元率などをご紹介させていただきました。
またコンビニの店舗数でいうと、
- セブンイレブン:約2万店超
- ファミリーマード:1万5千店超
- ローソン:1万5千店弱
(2019年5月時点)
とセブンイレブンに次ぐ店舗数となっています。
店舗数=影響力(インパクト)と考えると、ちょうど時を同じくして7/1にセブンイレブンが「セブンペイ(7Pay)」をリリースしました。
各コンビニブランドがどのようなサービスを繰り出してくるかも非常に楽しみですね!