PayPayも楽天ペイも基本的には「QR・バーコードを読み取って(もらって)支払い」という形態ですが、いずれはどの支払い場面でもSuica利用時のような「かざす決済」になることが予想されます。
そんな中、ドコモより「d払いがiDによる非接触決済に対応!」というニュースがありました。
そこで今回は
- d払のiDはいつから使える?
- iPhoneでも利用できる?
- au・ソフトバンクユーザーでも使うことはできる?
という点についても徹底解説してまいります!
もくじ
d払いが決済手段の「iD」に対応、の報道
ドコモが提供するコード決済アプリがようやく「iD」に対応する、というニュースが飛び込んできました。
今までの「d払い」では、
▼下記のようなQR・バーコードでの支払いができることとなるアプリでしたが、
今後は、「かざす決済」がd払いでもできるようになります。
具体的には、Androidの「d払い」アプリからアップデートが行われ、そのアップデートによって「d払い(iD)」という機能が追加されます。
また、アップデートバージョンの配信開始は2019年11月19日から、となっています。
そもそも「iD」自体ドコモが開発したものでは?
ここでふと疑問になるのが、「そもそも「iD」はドコモが開発したものではなかったっけ?」ということです。
その通りで「iD」はもともとドコモと三井住友カードが開発した決済手段で非接触の支払いを実現しています。
そうなると、「なぜ今まで出来ていなかった?」となりますが、おそらく「先に時流に合わせてコード決済アプリをリリース!」ということでd払いが先行し、「iD」は後乗せで!という段取りで進められたことが予想されています。
最初はAndroid・ドコモユーザーのみ
ようやく「かざす決済」ができるようになってd払いユーザーの利便性も「Suica」に近づくかと思いきや、万人に「かざす決済」ができるようになるにはもう少し時間を要すようです。
今後の流れとしては、
- Androidで、もともと「dカード mini」を使用していたユーザー(ドコモのみ)がd払いで「かざす決済」が利用できるようになる
- 「dカード mini」を未使用のユーザーは別のアプリ「iDアプリ」から登録して使う
- d払い上では「d払い(iD)」という名称に変更
- 使った分はドコモからの料金請求でまとめて精算される
という流れになるようです。
ですので必然的に「ドコモのAndroidユーザーのみ」がiD実装当初からd払いでiDが利用できる、ということになります。
Android版「d払い」の「iD」の使い方
Android版「d払い」のiD機能はどのように利用することになるかというと、
▼こちらの図のようにd払いアプリの中にiDの項目が設置され、タップ後はiDのアプリに移動するという仕組みになります。
また、それまではiDアプリ内で表示されていた画像はdカードの券面デザインだったのに対して、iD導入後はd払いのロゴが入った券面デザインに変更になります。
iPhone・au・ソフトバンクユーザーのiD利用は「第2弾」から可能
さて、ここまでのご説明で、
- d払いにチャージした金額をiDで使えるようにならないの?
- ドコモ以外はd払のiDが使えるようにならないの?
- iPhoneのApple Payに登録した「iD」で支払えるようになる?
という点ですが、これらについては、今後行われるiD実装の「第2弾」で行われるとのこと。
d払いの「iD実装」第2弾はいつから?
iD実装の「第2弾」はいつ頃行われるのでしょうか。
現時点、公式な発表はありませんが、季節的な要因を考えると(かなり直近ですが)年末の消費が上がる時期に間に合わせたいとは考えているかもしれません。
もしくは、新年度に向けて再度消費が上向く2月~3月に向けて鋭意開発中であることが予想されます。
第2弾が実装されると、d払のiD決済を、
- iPhoneで使えるようになる
- au・ソフトバンクユーザーも使えるようになる
- チャージ残高から支払えるようになる
というメリットを受けれる人が広がりますので、このタイミングと高還元率のキャンペーンが連動すれば大きな規模のユーザー獲得になりそうですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドコモが提供するコード決済アプリ「d払い」で「iD」が実装され「かざす決済」ができるようになる!という内容をお届けしました。
ペイ系アプリでは唯一「メルペイ」がiDを採用し、各iD対応店舗にて「かざす決済」を実現しているかと思いますが、ユーザー規模的に「dポイント」を大量に保有しているユーザーが数多くいることを考えると、d払いで「iD」が使えるインパクトは大きくなりそうですね!